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就職までの期間をコンゴで過ごす

お知らせ, 日記

ついに!コンゴにきましたー!!!!!

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コンゴ民主共和国。

11/18からコンゴ民主共和国にいます。アフリカの真ん中の広い国です!

SFCで長谷部葉子研究会にいた僕は、屋久島の隣の口永良部島の活動をしていて、全ての空き時間を口永良部島に注いでいたので、海外には全く行っていませんでした。なんですけれども、別のプロジェクトのコンゴのチームがコンゴに行ってるのはもちろんずっと気にしていました。むしろ高校生の頃からコンゴの話を聞いていたので、8年間ぐらい蓄積した前提情報がもはや脳内に3D映像を設置してVRを楽しめる領域に達していたので、就職が決まったら絶対コンゴに行こうと思っていました。

でも一番の理由は、

「コンゴ人の友達に、コンゴで会って見たかったから」

何より、行きたいと思っていた理由は、これが一番大きい。

ゼミを通して今まで何人もコンゴの大学生・院生が日本に来てくれました。

特にwetuさんに関しては、鎌倉で一緒に暮らしたこともあります。彼の引越しも手伝いました。僕の公務員試験もずっと気にしてくれていました。

コンゴの人たちは、目の前にいる人、一人一人にかける想いというか熱量がすごい。「気にかける」気持ちが東京で日頃過ごす人とは違う次元だなと思います。口永良部島でも同じようなことを思いました。

コンゴでは、そのwetuさんが今マネジャーをしている国立教員大学内に設置されたコンゴ・日本文化交流センター【Complexe Congo-Japon】(日本国外務省の草の根無償援助資金)の手伝いをします。略してCCJ。

そこでは主に3名のコンゴ人のスタッフがいて、

日本語の授業を平日毎日しながら、

日本のビジネスマネジメントのレクチャー企画

スピーチコンテストなどなどを企んでいます。

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【就職までの期間をコンゴで過ごす】

これには上の理由に加えて、自分の視野を広げたいという思いも当然あります。

就職してからは、特に、地方自治分野に興味を持っているので、国内にフォーカスすることが多いかもしれません。

会社の先輩がよく、「平均的な日本はどこにもない」と言っています。その前提で、ひたすら現場に赴き、当事者として関わりながら、具体的な日本を自分の中に積み上げていく、それができる会社です。では、例えば、外務省の職員が日本を代表しているとして、彼らは日本のどこを代表しているのでしょうか。彼らに具体的な日本はあるのでしょうか。でも、だからこそ、さすが外務省の皆さん、地方創生人材派遣とかで、たくさん地方自治体に出向されたりしていますよね。とても面白いと思います。

逆に逆に、国内の制度設計に携わるであろう僕は、「世界のどこにある日本」をつくればいいんでしょうか。グローバル社会と言いながら、まさしくそこに平均的な「世界」「海外」「グローバル」はありません。国内のことに取り組んでいくからこそ、しっかり世界を知りたい、そしてそこから日本を捉え直したい。

そう思い、極端かもしれないですが、でも、これまで研究会の先輩後輩先生方が積み上げて来てくださった環境を頼りに滞在できるのであれば、行かない理由がない!

そう思い、来ました。せっかくなので長く。

極端と言いましたが、本当に日本とは異なる境遇をここまで歩んで来た国です。

コンゴはアフリカ中部のものすごく大きい国で、8000万人近くの人口があります。しかし文字どおりの最激貧国です。平均年収は100~300米ドルと言われています、貧しい国ランキングでは常に2、3位にいます。政情もかなり不安定で、最近では第2次コンゴ戦争が1998~2003年まであり、600万人が死にました。その名残は東部で(ぼくがいる首都キンシャサは西部)活発で、いろんな勢力による略奪・虐殺・レイプが起きています。さらに大統領の任期が2016年12月に切れていますが、選挙をしていません。そのために年末はデモや暴動のリスクが高まるので、日本人は全員退避予定です。コンゴにいる日本人は今、74人ぐらいで、ほとんどが大使館、JICA、国連関係です。民間人は僕とあと数人だと思います。

例えば、隣のルワンダは実は発展し始めていて、治安も良く、青年海外協力隊が70名近くいますが、コンゴにはこう言った事情により一人もいません。そう言った意味で、日本に蓄積されている知見は、コンゴには全く入ってこられる環境にありません。もちろんCCJを抜きにしてね!

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アフリカはもちろん、中国よりそっち側に行ったことがなかったし、いわゆる「途上国」なる場所には初めているので、全てが刺激です。

世界を渡り歩く仕事の人たちと話してると、最初にコンゴにきちゃうとね、他の東南アジアとかの国も全部先進国に思えるよ。と言ってて、やはりコンゴはすごいらしい。やっぱり街中を見てても明らかにすごい。「無秩序」ってこのことだなと思う。

ツッコミどころはたくさんあるのですが、

初対面のコンゴ人の若者と同居している、

基本的に水が出なくて、

予定は全部前後6時間ぐらいの振れ幅を見ておく必要があって、

基本的に日本人は出歩いてはいけないみたいな感じで、

走ってる車が全部壊れてて、

時々佐賀県立医療センターみたいな車が走ってて、

タクシーが呼び止めずともあっちから止まって営業かけてくる、

というかクラクションを鳴らしてるのがタクシーで、

5人乗りに8人は乗せるし、

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バンの場合は、ドライバーとは別に営業かける担当の人がボンネットに乗ってるし、

混んでる場所だと、タクシーは椅子取りゲームで、

ひたすらシノワ!って言われまくるのと、

あとどこにでもいるヤモリ的な位置付けで、すごい本格的なトカゲがたくさんいる

けど都市部はみんなめちゃめちゃおしゃれでかっこいいしかわいい、

ながらも、バケツで水くんでてかっこいい。

などなど全てに目を惹きつけられながら、過ごしてます。

そして何より、アフリカに興味がある人、究極のフロンティアに是非是非きてください。

僕に会いにきてください笑

想像以上にホームです。そして想像以上に「途上国」ですが、それが全然ネガティブに感じない。むしろ、「途上」ってうおおおお上がってるぞー!!!って感じです。

ということで、興味のある方はどしどし絡んでください。

年末年始は治安が最も悪いので、ルワンダに行きますが、それ以外はコンゴにいます。

では、引き続き、よろしくお願いしまーす!

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冨永 真之介

東京都赤坂出身。在学中に1年間休学し、人口約100人の口永良部島で暮らし「自治」の2文字に取り憑かれ、公務員試験を受け続けるも落ち続ける。その間は築地の魚を売る。合格後、アフリカ人の人との向き合い方とテンションに惹かれ、4ヶ月間コンゴ民主共和国で過ごす。帰国後、総務省入省。

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